6月26日(土)午後に島根県民会館で第39回島根考古学会総会記念講演会を開催いたしました。「戦争遺跡保存の現状と課題―大社基地跡の保存に寄せて―」と題して、全国的な視野から戦跡考古学にとりくまれている出原恵三先生(戦争遺跡保存全国ネットワーク共同代表)にご講演をいただきました。戦争遺跡の保存をめぐるこれまでの動向について具体的な事例をもとにご紹介され、戦争遺跡から何を読み取れるか、戦争遺跡がもつ資料的意義の重要性を示されました。さらに、飛行場跡の調査事例をふまえて、アジア・太平洋戦争の象徴としての大社基地遺跡群と評価できること、現在まで奇跡的に残された滑走路であることを強調されました。コロナ禍のなか60名を超える参加者を得て、大変有意義な講演会とすることができました。ご参加いただいた皆様には深く御礼申し上げます。
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