第48回山陰考古学研究集会のご案内
山陰考古学研究集会は、山陰両県の考古学を愛好する市民、研究者が同じ会場に集まり、研究交流をする機会として、50年近く続いてきました。しかしながら、昨年は新型コロナウィルス感染症の流行により、初めて延期という判断せざる得ない事態となりました。新型感染症の流行は、現在もまだ予断を許しませんが、今後はワクチン接種の広がりにより、次第に沈静化することが予想されます。そこで、今年は例年行ってきた懇親会、見学会はコロナ対策として中止し、研究会のみを秋に島根県安来市で開催することとしました。
テーマは、「古墳時代後期における山陰の埴輪-地域社会像を探る-」です。山陰の埴輪は、古墳時代後期(6世紀頃)の出土例が多く、この時期に埴輪生産は最盛期を迎えたことが指摘されており、顕著な地域色をもつ埴輪の存在も明らかになっています。古墳時代後期は、埴輪の大きな変革期とみなすことができるでしょう。
今回の研究集会では、古墳時代後期の埴輪を通して、背景にある当時の地域社会像について考えたいと思います。下記のとおり開催しますので、皆さんのご参加をお待ちしています。
記
1.テーマ 古墳時代後期における山陰の埴輪-地域社会像を探る-
2.主 催 第48回山陰考古学研究集会事務局
3.後 援 安来市教育委員会
4.期 日 2021年11月13日(土)
5.会 場 和鋼博物館 映像ホール
島根県安来市安来町1058 電話0854-23-2500
(JR山陰本線「安来」駅下車、徒歩12分)
6.日 程
13:00 開 会
13:10 基調講演 廣瀬 覚(奈良文化財研究所)
「王権からみた古墳時代後期の山陰の埴輪」
14:10 発 表1 田中 大(島根県)
「島根県域における古墳時代後期の埴輪」
14:50 発 表2 水口晶郎(安来市教育委員会)
「事例報告-安来市小馬木古墳群・造山古墳群の埴輪-」
15:10 休憩
15:20 発 表3 東方仁史(鳥取県埋蔵文化財センター)
「鳥取県域の古墳時代後期の埴輪」
16:00 発 表4 片岡啓介(倉吉市教育委員会)
「事例報告-倉吉市下焼ス遺跡・西焼ス遺跡―」
16:20 討 論
司会 岩本 崇(島根大学)
17:10 閉 会
7.会 費
参 加 費 1,000円
資 料 代 実費
8.問い合わせ・申し込み
コロナ対策のため、参加される方は申し込みをしてください。問い合わせ・申し込み先は、次のとおりです。申し込みは、住所・氏名・連絡先を明記の上、葉書・Fax・メールでお願いします。
※申し込み期限 11月5日(金)
【申し込み先】
〒692-0404
安来市広瀬町広瀬703 安来市教育委員会文化財課 大塚 充
℡(0854)23-3244 Fax(0854)23-3282
bunkazai@city.yasugi.lg.jp
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